人生を支えてくれるのは、いつだって夢や目標だと思います。10代でも、20代でも、もちろんそれから先の人生でも。どんなライフステージに立っても、これから何をしようかとワクワクし続けることが、人生を豊かにしてくれると思います。そんな風に思えるようになったのは、鎌倉女学院で6年間を過ごしたからだと思います。
中学生の頃、勉強は苦手でした。ただ、どうしても留学に参加したくて。そのために成績が必要と知って。どうしようと思っていると、先生が課題をドサッと渡してくれたんです。「ここに想いを書いて」と。それで一生懸命取り組むと、情熱を認めてくださったのか、留学制度合格のお知らせが届いたんです。やればできる、という自信が芽生えた瞬間でした。振り返ると、先生にうまく導いていただいたのだな、と思います。
それからは卒業後も挑戦の毎日。短大から青山学院大学へ編入、磨いた英語力を生かしてホテルへ入社。結婚・出産を経た後は異業種で社会復帰。その後、やっぱり「ホテルで働きたい」という想いからホテル業界に挑戦。そこで「ザ・カハラ・ホテル＆リゾート 横浜」の立ち上げに、クオリティマネージャーとして携わりました。
いま、社会は変化の絶えない時代だと言われています。それなら、自分も変わっていけばいい。そんな風に思っています。家族ができたり、出会いがあったり、新しい経験をしたり。その時々でやりたいこと、挑戦したいことは変わっていくと思います。その反面、いろんな理由をつけて諦めることも簡単になります。でも、本当に幸せに生きていきたいなら、いつも自分の心の声に耳を澄ませて、どんどん自分を変えていけばいいと思います。私のいまの目標は、ホテル時代の仲間たちと新しいホテルを建てること。やればできる。鎌女での原体験が、私の人生を彩ってくれています。
