ペンから定規へ ②
2023.12.06
「ペンから定規へ①」 の続きです。
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回収したペンが細かく粉砕されました。
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ペンの部材には、それぞれの特徴を活かして様々なプラスチックが使われています。プラスチックは、比重の違いで、水に浮くもの、沈むものに分かれます。定規へ作り変えることのできる「ポリプロピレン」、「ポリエチレン」というプラスチックは、水に浮くプラスチックです。粉砕したペンの部材を水の中に入れ、浮いているものだけを選別することで、回収したペンから定規の材料を取り出すことができました。
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選別したプラスチック(ポリプロピレン、ポリエチレン)を機械の中に入れると、約250℃の高温で融かされます。機械のハンドルを回すと、融けたプラスチックが下から流れでてきます。これを金型の中に入れると、定規の完成です。
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できた定規の色は、機械に入れたペンの部材の色によって1本1本違った色になります。
自分たちが回収したペンから、あっという間に定規ができることに生徒たちは感動している様子でした。
「ペンから定規へ③」に続きます