鎌女日誌

新年全校集会

投稿日 2023.01.10

冬休みが終わり、本日から生徒の登校が再開しました。 今日はロングホームルームの後、陸奥ホールよりオンラインでの全校集会が行われました。 校長先生からは京都大学の人類学者、山極壽一名誉教授の『スマホを捨てたい子どもたち』が紹介されました。「スマホを手放せ!」というキャッチコピーのこの本では、全てがデータ化され、スマホで簡単に情報を得られ、過去の履歴からオススメを提示され誘導されるようになった今、人間が考えることをやめてしまう事で「人間」らしくいられなくなるのではと警鐘を鳴らしているそうです。長い人類史の中で発明、発展を繰り返してきた人類は次の世代が見る世界に対して責任をもち、常に考える必要があるとのこと。 生徒の皆さんも是非この本を手に取り、人間のあるべき姿、将来の自分自身の人間像をこの年初めに思い描いてみてほしいと思います。
続いて、12月までに各種コンクールや大会で受賞した生徒達の紹介が行われました。「全国高等学校生徒英作文コンテスト」「神奈川県英語弁論コンクール」「鎌倉全国俳句大会」「高校生小論文コンクール」「国際文化エッセイ•コンテスト」「高校文芸コンクール」「いっしょに読もう!新聞コンクール」「木原記念子ども科学賞」「学芸書道全国展」「神奈川県高等学校教育書道コンクール」「生活創生コンクール」をはじめ、その他多くのコンクールで受賞した生徒達が紹介されました。 また、バトン部、マンドリンギター部の大会での受賞についても紹介されました。  
集会の最後には、逗子開成高等学校と共同開催している日本語でのスピーチコンテスト「田辺杯」で最優秀賞と優秀賞を受賞した生徒達によるスピーチが行われました。戦争のない時代にするためにというテーマに基づき、当たり前のような小さな取り組みの積み重ねが平和を守るという「細き流れも大河となる」というスピーチ、ベトナム戦争とナチスドイツの台頭を例をもとに情報リテラシーの重要性を述べた「戦争と情報」というスピーチに、各教室の生徒達も聞き入っていました。 ウクライナで戦争の続いていますが、スピーチをきっかけにあらためて戦争と平和について考える機会となったのではないでしょうか。